わたしにはきっと、モヤモヤする癖があります。
最近は”HSP”という言葉を見かけることが増えた気がしますが、わたしはきっと、人を思いやり、遠慮してしまうためにモヤモヤしているわけではないです。
そんなに、やさしい人にはなれなかった。
わたしは働いていないけれど、家事を頑張っているわけでも、
子どもを育てているわけでもない。このままでいいのかな？
わたしは子どもが早くほしいけれど、配偶者はまだほしくないよう。
若い方が妊娠しやすいみたいなのに…わたしはこの先、子どもをもてるのかな？
痩せたいなと思うのに、お腹がすいているわけではないのに、
なんだか食べちゃう。意志が弱いなぁ。
そんな、自分のことばかり考えてモヤモヤしてます。もちろん自分一人で解決できないこともあるけれど、自分で解決できることの方が多いのに。
そんな時、”頑張っているように思えない自分”では”頑張っているように見える周りの人”には相談できなくて、弱音もはけなくて、全部自分で抱えて一人落ち込んだりしています。
とってもモヤモヤしている、でも誰にも話せない。そんな時に出会ったのが、この本です。
わたしにとっては、本のタイトルのように、”泣きたいときに読みたい本”になりました。
素朴でほっとするお菓子のレシピも紹介されていますが、ストーリーの中には、
日常にある、気づかれにくい ”やさしい気持ち” ”ちょっとのがんばり” ”心もとない気持ち”が書かれています。
「もしかしてわたしも、頑張れているのかも」「思いやりの気持ちを持てているのかも」と、自分の中の優しさ・強さに気付かせてくれるかもしれません。
涙を流すことには気持ちを落ち着かせる効果があると、何かの本で読みました。
自分一人で気持ちの整理ができないときは、やさしい本を読んでみませんか？
きっとみんな、自分で気付いていないだけで、ちゃんと頑張ってます。生きることだって、簡単ではないと思います。