読書記録 雑記

爽やかで懸命な人々の物語 ―ユア・プルースト―

プルースト効果
…特定のにおいが、それに結びつく記憶や感情を呼び起こす現象(googleより)

みなさんは、プルースト効果を感じることはありますか?(いらっしゃるか分からない読者の方に質問してみました☻)

私はプルースト効果を感じることはたまにありますが、思い出す記憶・感情はすべて温かいものです。
自己嫌悪に陥ることもたくさんあるし、人をうらやましく思うこともたくさんある、とっても小さな私ですが。

”人間はマイナスの出来事を忘れやすいように作られている” と何かで読んだ気もします。
ただでさえ忘れっぽい私。悪いことを覚えておく余裕なんて、これっぽっちもないのかもしれません。
昨日まで読んでいた本の内容だって、苦労して思い出すくらいですので。

そんな、苦労して内容を思い出した本は、ことわ荒太さんの『ユア・プルースト』です。

いろんな背景をもつ花屋の店員たち。突然直面した問題に対応するため、それぞれが精一杯動き出します。

この本にはたくさんの魅力的な人が現れます。
容姿端麗な人、頭が良く周りを明るくする人、センスが良く良い食いしん坊な人、センスが良くオタク気質な人。
ですが私が一番自分に近いと感じたのは、頭が悪く、なんでも心の底では人任せにしていて、行動が遅く、オタク気質な人。
内面も外見も、私はあんまり自信がないのです。周りの他の素敵な登場人物を見て、私もこんな風になれたらなと感じながら読みました。

ただ、もちろん私が素敵と思っている登場人物にも悩み・葛藤はあって、それぞれにそれを克服するために動いています。
そして一見マイナスな部分ばかりな登場人物であっても、他の人を引き付ける魅力はあります。そして周りの人に助けられながら自分を見つめなおし、少しずつ自分の悪い癖を直していきます。

私はこの本を読んで、「あまり自信の持てない私にも、他の人からみると素敵に映る部分もあるのかもしれない」と、少しだけ気持ちが楽になりました。

自分がこれまで考えてきた”すごい事”はできなくても、きっと”私なりの魅力”はあるはずです。
なので卑屈にならず周りの人の素敵な部分を見習いながら、私も自分のペースで成長していきたいです。


どこかで少しでも他のだれかのプラスになれるように・・・

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